金澤神社 連休散歩


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鳥居脇の「いぼとり石」に、少年時代の清掃奉仕の折りに聞いた金沢の言い伝えを思い出し、放生池の水芭蕉のおおような葉っぱや白い花を右手に見るようになると、正面の朱色が「金澤神社」の随身門です。

時節柄、両脇を固める矢大神も左大神もお顔には「白いマスク」をお着けになられていました。

この神社は、加賀藩10代藩主前田治脩が、寛政6年に藩校明倫堂と経武館の鎮守として創建した天満宮が始まりで、後に竹沢御殿の鎮守として引き継がれました。さらに、明治5年に竹沢天神社となり、同7年に現在の「金澤神社」と改称されたとのことです。

ご祭神は、前田家のご先祖菅原道真公をはじめ、白蛇竜神や加賀前田家12代斉広及び13代斉泰を祀っています。
御手水は、隣接する「金沢」の地名発祥の地「金城霊沢」と水源を同じくする井戸から汲み上げられているとのことで、成分分析ではカルシウムや鉄分を多く含む名水とされています。

本殿前から右手には、「金城霊沢」方面に向かうお稲荷様の朱塗りの鳥居があります。

鳥居を抜けて左手へ進むと、金沢のルーツ「金城霊沢」が古の佇まいを見せてくれます。

さらに、神社裏手から「成巽閣」正門方面を目指すと、古木に掛かる「藤の花房」が見頃を迎え、初夏の大空を華やかに覆っていました。

雨の連休の晴れ間、古都金沢の名花・銘木の隠れた名所にも数えられそうな、見事な「藤の花」を目にすることができました。

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shio-g 88
jsnadmin 7

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shio-g
  • shio-g

2件のコメント

  • ほんの1ヶ月前は桜の花を愛でていましたが水芭蕉や藤の花房が初夏を告げています。金沢神社の歴史を知る事ができました。ありがとうございます。

    • 古木に懸かる藤の花房に圧倒されます。

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