雛祭り 金沢散歩


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加賀藩12代藩主前田斉広などに仕えた中級武士、寺島蔵人の旧宅を訪れてみました。蔵人は有能な藩士でありながら、藩の重臣と対立して能登島に流刑となり、同地で亡くなった。画家としても知られ、秀作多数を遺したとのこと。

金沢らしい落ち着いた旧宅と当主の数奇な運命、そして、早春の息吹を感じさせる庭園に、しばし魅了されました。


幼かった昔の郷愁を誘う部屋の佇まいは、時の流れを忘れさせる温かさが感じられ、自分が金沢人であったことを改めて思い起こさせてくれます。

もしかすると、冬枯れから芽吹きの春へ移ろうこの季節が、この旧宅の庭が最も美しい時なのかも知れません。

旧宅の裏手には金沢の老舗の菓子処「森八」があります。森八2階の茶寮から、上品なお菓子と美味しいコーヒーをいただきながら、蔵人邸のお庭を眺めるこの上ない金沢時間を過ごすことができました。茶寮には今日が節句のお雛さまも飾られていました。

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shio-g 88
jsnadmin 7

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shio-g
  • shio-g

1件のコメント

  • 20年ほど前に蔵人邸を訪れたことがありますが、残念ながらその時はお庭を拝見する時間がありませんでした。落ち着いた清明な庭園ですね。黄連が早春をつげています。こんな贅沢な場所に茶寮があるとは!柔和なお顔のおひな様との特別な時間ですね。

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