今年最後の日差しを求めて、今年大変お世話になった尾山神社へ散歩に出かけました。山門には大きな門松が飾られて初詣の準備も進んでいるようでした。コロナ第３波の影響なのか、観光客の姿も疎らな境内から改めてステンドグラスの山門を見上げると、雲間から漏れ来る鋭い光芒にも、何となく懐かしさが感じられました。…

歳末の金沢に、今日のような雨のない日がこれから何日あるのかと思いながら、お城の周辺を歩いてみました。大手堀のほとりでは、輝くような朱に彩られた南天の実が苔の緑と鮮やかなコントラストを見せていました。いつもの尾﨑神社の少し剥落した神垣の朱色も、南天の実の朱色があったせいか、一層神さびた美しさが感じられ…

冬至の翌日の金沢は少し寒さが緩み、道端の雪もほとんどが融けてしまいました。薄暗くなりかけたころ、兼六園を歩いてみました。金沢らしい時雨に霞む名園は、訪れる人も疎らでしたが、山崎山の小径には少し古びた足跡が残されていました。…

金沢の初雪は昨日とのことでしたが、今朝の玄関先に薄すら積もった雨雪が、金沢らしい季節の始まりを告げているようでした。身近な野原や遠くの山々にも厳しい季節を暗示する、白く透明な先魁の使者たちが姿を見せはじめたようです。雪のある金沢の楽しみ方を考えながら野原を歩いていると、あっという間に日が暮れてしまっ…

雨の昨日とはうって変わって、今日の金沢は好天に恵まれました。金沢らしくない冬の晴天で、雪のない日々がこれからも続くとは思えません。一日でもこんな日があるのは本当に有り難いことです。全国から大勢の観光客が訪れる茶屋街を少し離れ、浅野川の水鳥たちを眺めながら、老舗の店先を通りって泉鏡花の旧宅付近間を歩き…

師走２日の金沢は好天に恵まれました。今年最後となるかも知れない金沢の青空と日だまりの温かさを味わいながら、趣深い寺町界隈を歩いてみました。大通りからひとたび路地へ入ると、伝統的な金沢が姿を現します。名刹の裏口や古びた板の外壁、掃き集められた紅葉。全てに金沢の歴史を垣間見ることができます。…

秋晴れの凜とした空気を感じながら、午後の奥卯辰山健民公園を歩きました。遙かな山々や遠くに見える金沢の街並みは薄霞のような柔らかな光に包まれていました。見上げる紺青の空には秋らしい薄雲が浮かんで流れていました。谷へと下り再び登った丘の上から眺める西の地平は夕日の華やかな色合いに包まれていました。金沢で…

ようやく雨の上がった午後、本日開館の「国立工芸館」へ向かいました。久しぶりの日差しの中で、木々も草花も新鮮さを取り戻していました。  …

雨の日が続き散歩はお預けです。数日前の早朝の夜空に浮かぶオリオン座の写真を眺めることにしました。未熟な腕前では流石に須磨穂（スマホ）写真のタイムスケープは無理なのでSONYα7で撮影したものを使いました。ごめんなさい。オマケに最近須磨穂で撮った写真も添えておきました。 https://www.you…

秋晴れの「いしかわ文化の日」、県内の文化施設の県民入場料が無料です。金沢市内では約３０施設が入場無料となりました。折角ですので「谷口吉郎・吉生記念　金沢建築館」と「前田土佐守家資料館」をルートに組み込んで寺町５丁目付近を中心に歩きました。寺町寺院群と三光さんの諏訪神社など、城下町の歴史的名所旧跡に加…