金沢、早春 3月 9 2021 金沢散歩 梅源郷 卍崩しの装飾が有名な、江戸時代に建てられた松山寺の山門を潜り、八坂を上って夕時の「兼六園」を訪れてみました。 名園を独り占めできる時間です。折しも梅園は紅梅白梅が満開の時を迎え、えも言われぬ梅の香が馥郁と薫っていました。 陶淵明の「桃花源記」が桃の花咲く桃源郷なら、兼六園の梅園は「梅源郷」か、などと… 続きを読む
金沢、早春 3月 6 2021 春雨 雨上がり散歩+ 昨日は、鶯が我が家の前庭を訪れたかと思うと、すぐにどこかへ飛び去っていきました。今朝は家の中で小さな蚊のような虫が飛んいることに気づきました。啓蟄をすぎて、生きものたちの動きが感じられるようになりました。 春雨の午後、ロンドン・オリンピックの金メダリスト、松本薫さんのお話をお聴きするため、本多の森生… 続きを読む
武家屋敷 3月 3 2021 雛祭り 金沢散歩 加賀藩12代藩主前田斉広などに仕えた中級武士、寺島蔵人の旧宅を訪れてみました。蔵人は有能な藩士でありながら、藩の重臣と対立して能登島に流刑となり、同地で亡くなった。画家としても知られ、秀作多数を遺したとのこと。 金沢らしい落ち着いた旧宅と当主の数奇な運命、そして、早春の息吹を感じさせる庭園に、しばし… 続きを読む
金沢、早春 3月 1 2021 金沢弥生 朔日散歩 弥生の朔日、金沢は卯月を通り越して皐月の陽気だったとのこと。激しい寒暖の差はありますが、暖かな日差しはありがたいものです。 金沢城新丸広場の水辺には10羽ほどの小鴨などが戯れ、少し大きな白鷺の立ち姿が目を引きました。鳥たちも暖かさで少し気が緩んだのか、いつもより近づいて写真を撮らせてくれました。 年… 続きを読む
金沢、早春 2月 28 2021 如月晦日 金沢散歩 明日からは春も弥生、いよいよ本格的な春が訪れます。でも如月晦日は放射冷却で寒い朝を迎えました。早朝4時、寒さを感じて目覚めると西の空高く煌々たる満月が輝いていました。 夜が明けると、空き地には融け残った雪が汚れたままで冷たく凍てつき、歩道に流れ出た水の跡は凍結して、春寒の痕跡を残していました。 暖か… 続きを読む
禅・スマホ- photos 2月 25 2021 金沢 枯木橋散歩 夕暮に思い立って、あてもなく散歩に出かけました。中上健次氏の長編小説のような名前の橋のたもとに説明板があったので読んでみました。小説の題名と重なり、妙に興味深く感じたのか、同じ橋のたもとにあるレトロな「金沢文芸館」に入ってみました。これまでは全く興味がわかなかったのに、何かの縁があったのでしょうか。… 続きを読む
金沢、早春 2月 22 2021 金沢東山 老舗散歩 今日は、浅野川沿いから東の廓方面を歩きました。 金沢の浅野川方面の観光では東の廓・茶屋街がメインですが、100年以上の伝統を誇る老舗が昔ながらの店構えで、今も現役で営業を続けています。 「経田屋米殻店」 茶屋街の主道から少し離れたお米屋さんで、製粉もしているそうです。この建物には深い郷愁を呼び起こす… 続きを読む
金沢、早春 2月 21 2021 金沢 夕焼け散歩 美しい夕陽に誘われて暖かな潺(せせらぎ)通りを歩きました。昨日までとうって変わって、今日の金沢の街は突然の春が訪れたようでした。雪の消えた繁華街の『おでん屋さん』の前には、観光客でしょうか、入店を待つ人の列ができていました。 『聖霊病院』の尖塔方面を望むと、澄みきった夕空に沈む大きな太陽がとても美し… 続きを読む
冬 金沢 雪 2月 19 2021 金沢港 クルーズ散歩 少し遠出して、金沢港無量寺埠頭の『金沢港クルーズターミナル」まで、足を延ばしました。 広々とした港に降り積もった淡雪の上に残された足跡に心惹かれます。 遙かな北の空を見つめる鵬(おおとり)のような2基のクレーン。クレーンとは鶴の意味でした。鵬に見えるのも当然です。… 続きを読む
冬 金沢 雪 2月 14 2021 金沢 カフェ散歩 旅の手帖の第2弾、湯涌温泉カフェを訪れてみました。湯涌温泉は金沢近郊の里山の中にある温泉です。 カフェ『Lente』は雪に覆われた谷川沿いにありました。里山の自然とお洒落なストーブの温もりが心地よい安らぎを感じさせてくれました。… 続きを読む