2021年2月25日
金沢 枯木橋散歩
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夕暮に思い立って、あてもなく散歩に出かけました。中上健次氏の長編小説のような名前の橋のたもとに説明板があったので読んでみました。小説の題名と重なり、妙に興味深く感じたのか、同じ橋のたもとにあるレトロな「金沢文芸館」に入ってみました。これまでは全く興味がわかなかったのに、何かの縁があったのでしょうか。
枯木橋の説明板には3つの由緒が書かれていました。異説を3つも掲げた説明板は珍しい。最も古い説が気に入りました。かといって他の2説が嘘だというわけではありません。森田平次は何故3説を掲げる必要があったのか興味深いところです。
この辺りは「橋場町」といいます。浅野川大橋があるからだと思っていました。今の赤戸室石の枯木橋でも100年以上の歴史があり、400年以上前から書物に来歴や形状が書き残されてきた「枯木橋」こそが、町名の由来となっていたのではないかという妄想がわき起こってきます。
この橋のたもとのレトロなミュージアムに「金沢文芸館」という、何気ない名前がつけられていることにも何か深いわけがあるに違いありません。
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shio-g | 88 |
jsnadmin | 7 |
金沢の町にはそこかしこに歴史があるのですね。風情を感じます。