2022年12月11日
金澤散歩 大雪散歩
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大雪が過ぎ、振り返ると、前回の「金澤散歩」からもう５箇月が経過しようとしていました。７月から９月までの熱暑の季節が懐かしいこの頃になっていました。
久しぶりの好天に誘われて、浅野川の畔を歩いてみることにしました。
折から、白鷺が一羽、石の上に佇んでいました。川辺の枯れ草から垣間見る白鷺の、物思いげな佇まいは、見る者を否応なく寂寞とした初冬の想いへと誘おうとします。
冬の昼下がりの日差しは既に夕陽の陰影を川面に漂わせ、透きとおる薄碧い透明の空には、秋の名残の雲が流れていきました。
冬の午後の日差しの中では、紅葉の絨毯が敷きつめられた林の空虚なおもむきも、郷土の偉人の像を紹介する木札の真新しさも、一層際立っていました。
金沢は、まだ２時だというのに、町は既に日没を迎えようとしているかのようでした。足早の太陽に置いてけぼりを喰わされぬうちに、急な階段道を下りることにしました。
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金沢人にとって、暖かい日差しがご褒美のような一日でした。猫も気持ち良さそうに日向ぼっこをしていました。深まる冬へ移ろう自然の色彩の美しさに目を奪われます。
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