金澤蒼空 広坂散歩


Click to rate this post!
[Total: 10 Average: 4]
昨日までの雨も上がり、今日の午後は爽やかな日差しに恵まれました。
いつものように、「らじる★らじる」の「聴き逃し」を聴きながら、本多の森を歩いてみました。

国立工芸館前のクスノキの丸いベンチで一休みすると、寒くもなく暑くもないほどよい季節の空気と白雲を浮かべた濃い蒼空のコントラストを心ゆくまで眺めて、ゆったりとした時間を楽しむことができました。

本多の森の、木漏れ日が踊るウッドデッキからは、深緑をとおして有名になった美術館や金沢の繁華街の町並みを眺望することができました。

加賀藩の重臣、本多家のお屋敷の庭園跡とおぼしき一画には、往時を偲ばせる堂々とした巨木が数百年の歴史を着実に刻みつづけていました。


石浦神社の朱の鳥居を左に、広坂を下りて「しいのき広場」へ向かうと、入口には丁度お稲荷様のお使いでもあったかのように、古邨の「狐」が出迎えてくれました。

いつもの散歩道、名勝兼六園の真弓坂の木戸には、新型コロナ感染症拡大のため、「臨時休園」の案内が掲げられ、木戸は固く閉ざされていました。

お城の「いもり坂」を上り、三十間長屋から三の丸広場へ向かうと、旧陸軍の弾薬庫跡のトンネルも、初夏の柔らかな日差しのせいか、今日は明治の趣を殊更に深く感じさせてくれました。

学生時代は現役の倉庫として親しみがあった「鶴丸倉庫」は、真正面から日差しを受けて、ひときわ新鮮に感じました。改めて案内板を読んでみると、嘉永元年(1848年)建築の土蔵とのこと。明治以降、軍の倉庫として修理を施されながら使用されてきたとあることから、古さを感じさせない佇まいがあるように感じたのかもしれません。


お城を出ると、喫茶店「いしかわ門」が蒼空の下で、アリゾナの荒野の一軒家のような鮮やかな色彩に包まれ、昭和レトロの孤高の存在感を漂わせていました。

道端の「ムラサキツユクサ」の花を何気なくスマートフォンのカメラで撮ってみました。拡大すると、肉眼では見えなかった「原形質流動」の実験で目にした「雄蕊の毛」の細胞が、点々と見えました。レンズの性能には驚嘆させられました。

User Number of votes
shio-g 88
jsnadmin 7

JSNレンタルサーバー

shio-g
  • shio-g

1件のコメント

  • 爽やかな青空、草木の緑に誘われて散歩に行きたくなります。きつねも五月晴れを楽しんでいるようです。アザミが美しいです。

コメントを残す